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風邪を引いている場合、くしゃみや鼻水、咳や発熱などさまざまな症状が出ます。
子どもからお年寄りまで幅広く罹患する病気ですが、風邪を引いている状態で虫歯が痛んだ場合、そのまま歯科クリニックで虫歯治療を受けられるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。
結論からいうと、風邪を引いている場合は虫歯治療を受けるべきではありません。
なぜなら、感染症のリスクが高くなるからです。
風邪を引いているということは、身体がウイルスや細菌に感染しているということです。
そのため、免疫力は必然的に低下します。
またこのような状態で虫歯治療を受けると、治療箇所から細菌が侵入し、感染のリスクが高まります。
つまり、風邪とは別の感染症にかかり、さらに体調が悪化してしまうおそれがあるということです。
風邪を引いている状態で虫歯治療を受けた場合、別の病気のリスクが高まるだけでなく、患者さんの身体の負担が大きくなることにも考えられます。
例えば鼻づまりや咳が出ている場合、虫歯治療時に口を開けっ放しにすることにより、呼吸の苦しさや咳のしにくさなどにつながります。
また発熱がある場合、単純に歯科クリニックに訪れるのに体力を消耗し、仮に虫歯治療が受けられたとしても体調が悪化するのは目に見えています。
特に高齢の方などは、通院したことによって体調が悪化し、なかなか完治しない可能性もあります。
風邪を引いている場合、虫歯治療を受ける前にまず風邪を治すべきですが、中にはどうしても耐えられないほどの激痛を伴うケースもあります。
このようなケースでは、虫歯が重篤化して顎の骨などに炎症を起こしている可能性があるため、治療を受けることをおすすめします。
また自分自身で受診すべきなのか判断できないのであれば、あらかじめ歯科クリニックに電話で相談しましょう。
歯科医師の指示に従って応急処置を行えば、風邪が治るまでの間くらいは虫歯の痛みを抑えられる可能性があります。
風邪の症状がひどい場合は、基本的に虫歯治療を受けるべきではありません。
無理をすると治療中の負担は大きくなりますし、風邪以外にも病気を発症してしまう可能性があります。
ただしどうしても痛みがひどいという場合、放置してはいけません。
その間も虫歯はどんどん進行しますし、虫歯から来る体調不良にもつながるため、歯科医師の指示に従って行動してください。