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顎関節症は、顎の関節や顎を動かしている筋肉の痛み、顎関節雑音、開口障害などを引き起こすもので、日常生活にも支障をきたします。
また、こちらの主な対策としてはナイトガードが挙げられますが、こちらは正しい方法で使用しなければいけません。
今回は、ナイトガードの効果や使用上の注意点などについて解説します。
ナイトガードは、顎関節症を予防するほか、症状の進行を抑えることも期待できます。
寝ているときに歯ぎしりや食いしばりがあると、歯に負担がかかって少しずつ削れていきますが、ナイトガードを装着すれば、歯を保護することが可能です。
また、歯を保護することにより、歯ぎしりや食いしばりの負担を軽減でき、顎や首の筋肉の緊張がやわらぎます。
ちなみに、すでに顎関節症を発症している方でも、ナイトガードは効果を発揮します。
ナイトガードは、名前の通り夜寝るときに使用するものですが、日中の歯ぎしりや食いしばりも軽減しようとして、一日中つけっ放しにする方がいます。
こちらは、ナイトガードに穴が開いたり、雑菌が増殖したりする原因になるため、避けなければいけません。
また、ジュースやお酒、色の濃い飲料水、熱いお茶を飲む際には、必ずナイトガードを外します。
そのまま飲んでしまうと、ジュースやお酒が隙間に入り、歯を溶かしてしまったり、変色や変形につながったりするおそれがあります。
もちろん、ナイトガードを使用した後は、朝必ず流水の下で、入れ歯用ブラシを使用して洗浄します。
取り切れない汚れは、食器用中性洗剤を使用するか、マウスピース、リテーナー洗浄剤を使用して落としましょう。
巷には、ナイトガードを使用することで顔が変わるという噂がありますが、こちらは顔の形や大きさに直接的な影響があるというわけではありません。
ナイトガードで歯を保護すると、少しずつ噛み合わせが修復されていきます。
また、過度な緊張がなくなると、これまで張っていたエラの緊張もほぐれます。
これらのポジティブな効果の結果として、顔の印象が変わったように感じることはあります。
ここまで、顎関節症対策としてナイトガードを使用する際の注意点を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ナイトガードは、顎関節症の方にとってもっとも手軽かつ効果の期待できる方法です。
しかし、使い方を間違えると、かえって口内環境が悪化したり、ナイトガードの機能性が下がってしまったりすることがあるため、注意してください。