東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】顎関節症は冷やすのか温めるのかどっち?

顎関節症の症状が出ているものの、なかなか歯科クリニックに通えないという方もいるでしょう。

このような場合、自宅でセルフケアを行うケースが多いです。

また、顎関節症の症状がある場合、冷やすべきなのか温めるべきなのかで迷うこともあるでしょう。

今回はそれぞれの対処法が必要なケースについて解説します。

 

冷やした方が良い場合

 

顎関節に急性的な強い痛みがある場合は、患部を冷やすことをおすすめします。

例えば転んで顎をぶつけたときや、ものを噛んだ瞬間顎に痛みが出てきたときなどです。

強い炎症は、患部を冷やすことによって少しずつ解消されていきます。

また、アイシングには主に保冷剤や濡れタオルを使用します。

痛みが出ているところに10~15分ほど当てて冷やしましょう。

1回で痛みが落ち着かない場合には、1時間程度間隔を空けて、さらに10~15分程度冷やしてください。

ちなみに、氷を直接当てると凍傷のおそれがあるため、使用しないことをおすすめします。

 

温めた方が良い場合

 

慢性的な痛みが続いている場合には、顎付近を温めるのが有効です。

例えば顎関節がだるい、痛みが鈍い、口を開けたときに痛いといった症状が続く場合です。

このような症状があるときは、顎の筋肉に問題が生じています。

そのため、温めて血液循環を良くし、症状を緩和させる必要があります。

また、患部を温める方法としては、1日20分程度蒸しタオルを当てる方法がおすすめです。

ただし、痛みが増すような場合はすぐに中止してください。

 

マッサージによるセルフケアについて

 

顎周辺を温める際には、マッサージによるセルフケアもあわせて行うべきです。

特に有効なのは、咬筋マッサージと側頭筋マッサージです。

咬筋は、耳たぶから指2~3本分進んだあたりにある筋肉です。

咬筋部分に1~2本の指を当て、少し痛みが出る程度の強さで円を描くように動かすことで、筋肉の緊張を緩和できます。

また、側頭筋は、こめかみ部分から耳の上あたりに広範囲に存在する筋肉です。

こちらも咬筋と同じようにマッサージすることで、十分なセルフケアになります。

ちなみに、上記のマッサージは朝晩5~10分ずつ行うのが理想的です。

 

まとめ

 

冷やすのと温めるのは、まったく逆の対処法です。

そのため、間違った方を選択してしまうと、かえって症状が悪化する可能性があります。

また、前述した方法は痛みなどの症状を軽減させられますが、セルフケアだけを継続していてはいけません。

たとえ時間がなかったとしても、重度の顎関節症に発展する前に、歯科クリニックで適切な処置を受けるべきです。

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