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爪を噛む癖は、本来子どもに多く見られるものであり、成長するにつれてなくなっていきます。
しかし、大人の方でも、まだ爪を噛む癖が残っている場合があります。
こちらは顎関節に負担をかけ、顎関節症を発症することにもつながりかねません。
今回は、爪を噛む癖の原因や対処法などについて解説します。
爪を噛む癖の主な原因はストレスです。
歯ぎしりや髪の毛をねじるといった行動と同じように、ストレス解消のために行うものとして分類されています。
しかし、大人の場合は、時間とともに習慣になっている可能性が高いです。
つまり多くの方は、無意識に爪を噛んでいるということです。
また、無意識のものになっているほど、自覚をしてやめるのが難しくなります。
冒頭でも触れたように、頻繁に爪を噛むと顎関節に負担がかかり、顎関節症につながることがあります。
すでに症状が出ている場合は、当然悪化することが考えられます。
また、日常的に爪を噛むと、爪がボロボロになったり、場合によってはタコができたりと、爪や指そのものにも影響ができます。
さらに、爪を噛む癖は歯や口腔内の影響にもつながります。
爪を噛む際は主に前歯を使用しますが、こちらの負担が大きくなることで歯並びが悪化することがあります。
歯並びが悪化すれば、当然噛み合わせも悪くなり、虫歯や食事がしにくくなるリスクが高まります。
ちなみに、人の指は皆さんが思っている以上に不衛生です。
手指消毒をしていない状態で爪を噛むと、細菌に感染するおそれがあります。
習慣化している方は難しいかもしれませんが、爪を噛む癖を治すには、やはり噛み癖を自覚することが大切です。
具体的には、どのようなタイミングで噛んでいるか、どれくらいの頻度で噛んでいるかを意識しましょう。
こうすることで、癖をやめるきっかけになるかもしれません。
また、爪を噛む癖の主な原因はストレスであるため、ストレスを取り除くことも大切です。
ちなみに、爪を噛みたくても噛めない状態にするには、市販の爪噛み抑制剤が有効です。
爪噛み抑制剤は爪に直接塗布するもので、苦み成分が配合されています。
爪を噛む癖は、子どもだけに見られるものではありません。
大人の方でも、無意識に行っているケースはよく見られます。
また、無意識の場合は改善するのが難しく、そのままでは顎関節症のリスクを軽減させられません。
もし自身で改善させるのが難しいのであれば、歯科クリニックや心療内科のクリニックを訪れ、アドバイスや治療を受けてください。