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うつ伏せ寝は顔が横向きになるため、顎関節に負担がかかります。
また長時間寝返りも打たず、一方に力がかかり続けると、顎がずれて顎関節症を引き起こすおそれがあります。
さらに、うつ伏せ寝には他にもさまざまなデメリットがあります。
今回は、顎関節症につながるうつ伏せ寝のデメリットや対策を中心に解説します。
うつ伏せ寝には、顎関節症につながること以外にも多くのデメリットがあります。
まず言えるのが首への負担です。
うつ伏せ寝の場合、基本的に真下を向いて寝ることはなく、左右に顔を曲げて寝るケースが多いです。
こちらを回旋といいますが、骨の神経も一緒に曲がるため、寝起き時の首の痛みや手のしびれなどにつながることがあります。
また、うつ伏せ寝は肌荒れやシワ、たるみの原因にもなり得ます。
うつ伏せ寝は、長時間枕に顔が触れる寝方です。
そのため、枕カバーが汚れていたり、肌を刺激するような素材を使っていたりすると、ニキビや肌荒れの原因になります。
顎関節症のリスクをはじめ、デメリットが多いうつ伏せ寝ですが、実はメリットもあります。
具体的には、呼吸が楽になり、いびきが軽減するというメリットです。
仰向けの状態で寝ると、舌が重力で降下して気道が狭くなり、いびきや無呼吸が発生しやすいと言われています。
一方、うつ伏せ寝の場合、頬部が敷布団などに密着して横隔膜が下がります。
そのため、下腹部が膨張しやすく腹式呼吸を保つことができ、呼吸がしやすくなります。
また、気道を狭めることなく楽に呼吸できれば、いびきの軽減にもつながります。
うつ伏せ寝にもメリットはありますが、やはり顎関節症を予防するには改善すべきだと言えます。
もし、どうしてもうつ伏せ寝でなければ寝付けないというのであれば、半うつ伏せ寝がおすすめです。
半うつ伏せ寝は、身体の下半分に抱き枕を入れ、片方の肩だけを敷布団につけて斜めの状態で眠るというものです。
首を極端に曲げる必要がないため、負担は軽減されますし、顎関節に与える影響も少なくなります。
はじめは少しずつ慣らしていき、徐々に横向きに眠れるようにしていきます。
顎関節症のリスクは、日中だけでなく睡眠時にも上昇することがあります。
その一つの要因がうつ伏せ寝であり、こちらは首や肌などにとってもあまり良い寝方ではありません。
一切メリットがないわけではありませんが、デメリットの方が大きいです。
そのため、なるべく半うつ伏せ寝で寝るために、身体のカーブに合わせたS字形状の抱き枕などを使用すべきです。