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顎関節症の症状としては顎の痛みや違和感、異音や疲れなどが挙げられます。
その他、頭痛や肩こりなど顎周り以外の症状に悩まされることもあります。
さらに、顎関節症は関連性のある病気が多いことでも知られています。
ここからは、具体的にどのような病気と関係があるのかについて解説します。
ドライマウスは口内の唾液の分泌量が少なくなり、口内が乾燥する病気です。
発症することで唾液に含まれる作用が働かず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
またドライマウスは、顎関節症とも関連性のある症状です。
ドライマウスによって虫歯や歯周病になると、歯のぐらつきや欠損などが起こります。
そのため、噛み合わせはこれまでより悪化するケースが多いです。
治療で歯を削ったり、詰め物や被せ物をしたりするのも原因の一つです。
このように噛み合わせが悪化すると、左右の顎の位置がずれることがあります。
さらに顎が入り込んで顎関節に異常が起こり、顎関節症につながることも考えられます。
不正咬合は、歯並びや噛み合わせの状態が良くないことの総称です。
こちらには叢生や受け口、出っ歯など先天性のものも多く見られます。
また不正咬合のある方は、早い段階で矯正治療を受けようと考えます。
しかし、顎関節症がこちらの矯正治療を妨げる原因になることがあります。
顎関節症は特に若い女性に多く、その発症は中学生から高校生にかけて多く見られます。
女性にとってこの年頃は矯正治療の最適齢期です。
つまり、顎関節症の発症時期と矯正治療の最適時期が重なりやすいということです。
そのため矯正治療中に顎関節症を発症しても、まるで矯正治療のせいに感じられます。
顎関節症を発症したと思っている方の中には、実は顎関節脱臼を患っている方もいます。
顎関節脱臼はあくびや歯科治療、気管支鏡検査などで口を大きく開けたときに生じます。
具体的には下顎頭が正常な可動域を越えて、関節から外れて口が閉じられなくなります。
いわゆる顎が外れた状態であり、こちらは習慣性になってしまうこともあります。
ちなみに顎関節脱臼が生じると面長な顔になり、上下の唇が閉じられなくなります。
ここまで、顎関節症と関連性のある病気や症状について解説してきました。
顎関節症は、ただでさえ症状の多い病気です。
それにもかかわらず関連性のある病気が多く、他の症状に悩まされることもあります。
また現代のストレス病の一つに数えられるほど、患者数も多いです。
そのため、日頃から顎のストレッチやストレス解消などを心掛けることが大切です。