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顎関節症の主な症状は、顎関節や咀嚼筋の痛み、顎の異音、開口障害などです。
これらは筋肉や顎関節の問題、骨の変形などによって引き起こされます。
また、顎関節症の症状がある方は、まったく別の病気も発症しやすくなります。
ここからは、顎関節症と共存しやすい病気について解説します。
線維筋痛症は、全身的な慢性疼痛疾患であり、簡単にいうと全身に激しい痛みが起こる病気です。
症状はとても多彩であり、その治療領域はリウマチ科、整形外科、精神科、心療内科、精神内科などに広く顕在しています。
また、こちらの病気による痛みが強いと、日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると軽微の刺激で激痛が走り、自力で生活するのは困難になります。
ちなみに、線維筋痛症を発症する方のおよそ75%は、顎関節症を併発していると言われています。
顎関節症と共存しやすい病気としては、自律神経失調症も挙げられます。
こちらは、生命の維持のために、体温や呼吸数、血圧などを調整してくれる自律神経のバランスが崩れた状態であり、身体の状態がうまくコントロールできず、さまざまな症状が起こります。
例えば、慢性的なだるさや広い、めまいや立ちくらみ、頭痛や動悸、吐き気、胃の痛みといった症状です。
また、顎関節症は、自律神経と密接に関連しています。
ストレスや緊張が原因で顎関節症を引き起こすケースは多く、そのストレスや緊張が自律神経のバランスを崩し、症状を悪化させることがあります。
逆流性食道炎は、胃の内容物が食道に逆流することにより、食道に炎症を起こす病気です。
健康な方であっても、胃酸の逆流が見られることはありますが、時間が短いため、大きな問題につながることはありません。
一方、逆流性食道炎の方は逆流の時間が長く、食道の粘膜は胃酸に弱いため、炎症が見られるようになります。
また、こちらは主に睡眠不足により、夜間の胃酸分泌が活発になることが原因ですが、顎関節症にも睡眠不足が原因で発症するケースが見られます。
具体的には、慢性的な疲労による睡眠不足が歯ぎしりを発生させ、顎関節症につながるため、逆流性食道炎とは共存しやすいです。
ここまで、顎関節症と共存しやすい病気について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介した病気以外にも、顎関節症はさまざまな病気との関連性を持っています。
例えば、緊張型頭痛や過敏性腸症候群、その他の精神疾患などが共存することもあるため、少しでも症状が出ている方は、早めに歯科クリニックで検査を受けるようにしてください。