東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】顎関節症で発生する顔の歪みについて

顎関節症の症状としては、顎の付近の痛みや開口障害、開閉時の異音などが知られています。

また、顎関節症を発症すると、顔の歪みが出てしまう可能性もあり、こちらは非常に厄介な症状です。

ここからは、どのような歪みが発生するのか、それによってどのような弊害があるのかなどについて解説します。

 

顎関節症になると顎の位置がずれる

 

顔のパーツのうち、骨や筋肉の動きがもっとも大きいのは下顎です。

ものを噛むとき、話すとき、呼吸をするときなどは、必ず下顎を動かしています。

また、下顎はちょうど耳たぶの内側あたりで、下顎頭という骨がちょうつがいのように顎関節と頭部をつないでいます。

しかし、噛み合わせの位置がずれると、ちょうつがいにあたる下顎頭の動きが悪くなったり、咬筋が緊張して硬くなったりするため、顎関節症を引き起こしたり、下顎の位置が少しずつずれたりしていきます。

 

顎関節症で起こり得るその他の顔の歪み

 

顎関節症の症状が進むと、噛む筋肉である咬筋が肥大します。

こちらは、左右または片方のエラが大きくなるというものであり、顎関節症を患っていることにより、片方の歯ばかりで噛むことなどが原因で起こります。

また、顎関節症により、両方の下顎頭に吸収が起き、顎の骨が変形すると、下顎が後ろに下がってしまうことがあります。

こちらは下顎後退と呼ばれるもので、発症すると顎が不自然に小さくなったり、より口を開けづらくなったりといった不具合が生まれます。

さらに、開口筋にコリや痛みを感じるようになることも考えられます。

 

顎関節症による顔の歪みは全身症状にもつながる

 

顎関節症によって顔の歪みが出ると、身体の歪みとともに頭痛、肩こり、腰痛などの全身症状も見られるようになります。

こちらは、顎関節を構成するのが下顎頭と側頭骨であり、下顎の歪みは側頭骨の歪みを引き起こすからです。

側頭骨が歪むと、頭蓋骨全体が歪んでしまい、頭部の重心がずれます。

そうすると、頭部をまっすぐに保つために全身でバランスを取ろうとし、負担がかかる首や肩、腰など全身のさまざまな箇所の筋肉が硬くなり、コリや痛み、身体の歪みが発生します。

 

まとめ

 

ここまで、顎関節症で発生する顔の歪みを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

顎関節症は、自身だけがわかる痛みや開口障害だけでなく、外部から見てもわかる顔の歪みにつながる可能性があります。

また、顎関節症は、一度治療しても悪い癖が抜けない限り、何度でも再発するため、早い段階で歯科クリニックを訪れ、悪い癖や生活習慣に関するアドバイスをもらいましょう。

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