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歯科クリニックで親知らずを抜いた後は、出血や痛みなどが生じることがあります。
また、その他にも、口内にさまざまな異常が発生するリスクがあり、これらの内容については、治療前に把握しておかなければいけません。
ここからは、親知らずを抜いた後の主なリスクについて解説します。
親知らずを抜いた後には、その部分に血液が溜まり、血餅というかさぶたのようなものができます。
こちらは、時間が経つにつれて歯茎に置き換わっていきますが、うがいを強くしすぎるなどすると、血餅が脱落し、中の骨が丸見えの状態になってしまいます。
また、このような状態で痛みが出る症状のことを、ドライソケットといいます。
一度ドライソケットになると、何もしなくても痛みが出るようになるため、歯科クリニックで、抜いた部分の血液を満たす処置をするなどして、回復させなければいけません。
親知らずを抜く際は、原則麻酔を行うため、痛みはほとんど感じません。
しかし、抜歯は口内にある程度の負担がかかる治療であるため、一切痛みがなかったとしても、内出血が見られる場合があります。
また、このような内出血により、顎に紫色のアザができることがあり、こちらは一過性の皮下出血斑と呼ばれるものです。
場合によっては、顎だけでなく、首や鎖骨あたりにまでアザが広がることもあります。
ただし、こちらの症状は、治療箇所の傷口が治るにつれて、治療後およそ1~2週間で消失するケースがほとんどのため、それほど心配する必要はありません。
親知らずの周囲には、下歯槽神経や舌神経などの神経が走っています。
また、親知らずの抜歯は、これらの神経の周囲に触れ、場合によっては歯茎を切開したり、骨を削ったりするため、触れたことによる神経麻痺が起こるリスクがあります。
もちろん、抜歯の前には、親知らずと神経の位置関係を把握するために、CT撮影などを実施し、十分に準備をした上で治療します。
しかし、神経も細かく分岐しているため、神経麻痺のリスクすべてを排除することは難しいと言えます。
ちなみに、神経麻痺はビタミン製剤によって回復する可能性があります。
ここまで、親知らずを抜いた後に考えられるリスクについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
親知らずを抜いた後のリスクについては、歯科クリニックの医師から説明が行われます。
しかし、すべての歯科クリニックで、すべてのリスクについて事細かに教えてもらえるとは限らないため、抜歯を検討する方は、ある程度の知識を持っておくことをおすすめします。