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虫歯ができたとき、口を開けて自分で鏡を見ても、判断が難しいでしょう。
しかし、歯科医院で診察を受けると、きちんと虫歯を発見してくれます。
歯科医院では、虫歯を発見するためにどのような診察をしているのでしょうか?
また、何か必要な道具はあるのでしょうか?
虫歯の診断について、解説します。
歯科医院で虫歯の治療に使用する器具はいくつかあります。
その中でも代表的なものは通称「ドリル」と言われる、「キーン」という大きな音を出す器具です。
正式にはタービンといい、歯を削るために用います。
虫歯を発見する際には、タービンではなく、別の器具を使用します。
虫歯を発見する主な方法は、直接見て判断する視診です。
器具を使って拡大することもあれば、レントゲンなどで確認することもあります。
また、レントゲンであれば歯周病の状態や歯茎の奥の歯根部分まで見ることが可能です。
レントゲンや視診以外にも、溝部分などを診察して虫歯になりかかっている歯がないかを確認します。
溝部分を診察する際は、探針という専用の器具を用います。
虫歯の診断で最初に使用される器具は、歯科用レントゲンです。
全身ではなく、口腔内に限定したレントゲン写真を撮影し、目で見るだけでは判断できない歯と歯の間の虫歯などをチェックします。
口腔内の状態を直接確認する際は、拡大鏡やマイクロスコープなどを用います。
マイクロスコープは4倍から20倍ほどに拡大して見ることが可能で、口の中の見えにくい部分も確認できるため、分かりにくい場所にある虫歯も発見できます。
拡大鏡の場合は、2倍から10倍ほどに拡大して見ることができます。
拡大鏡は顔に装着する小さい器具なので治療の邪魔になりにくく、視野の調整が容易にできるため立体視しやすい、という点が便利な器具です。
初期の虫歯を発見するためには、探針で探り、ミラーを使って確認することもあります。
探針には先端の形状が異なるいくつかの種類があり、状況に応じて使い分けることで初期状態の虫歯も見逃すことがありません。
虫歯は、見えやすい前歯にあって大きく進行している状態なら、鏡を見れば自分でもすぐにわかるでしょう。
しかし、初期状態や見えにくい位置にある場合は、簡単に発見できません。
また、詰めものや被せものの下で虫歯になっている二次う蝕の場合も、自分では発見できないでしょう。
歯科医院では、様々な器具を使って細かい場所や見えにくい場所まで歯の状態をしっかりと確認します。
そのため、定期検診を受けていれば、初期状態の虫歯であって発見することが可能です。