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虫歯は、虫歯の原因となる細菌に感染して歯が溶けていく、細菌感染症です。
虫歯になるかどうかはともかく、虫歯の原因菌は誰の口の中にもいると思われていますが、実は生まれたばかりの赤ん坊の口には虫歯の原因菌が存在していません。
虫歯になる原因菌は、どこからやって来るのでしょうか?
人間の体には、さまざまな細菌が棲んでいます。
体にいる細菌を中心とした微生物は、100兆個を超えるといわれているのです。
中には、人体に有益なものもあれば、害をなすものもあります。
虫歯の原因菌も、人体に害をなす細菌です。
体にいる細菌だから、虫歯になったら治療をするだけで原因そのものはどうしようもない、と思うかもしれません。
しかし、虫歯の原因菌は生まれたばかりの赤ん坊の口の中には存在していません。
生まれてから、口の中に棲みつく細菌なのです。
つまり、虫歯の原因菌が侵入しなければ虫歯になることはない、ということです。
虫歯の原因菌は、主に細菌を持っている人から感染することで侵入してきます。
主な感染経路は唾液です。
虫歯菌を持つ人の唾液から虫歯菌に感染します。
例えば、子どもにキスをしたときや、自分の口に入れた食器を使って子どもに食べ物をあげたとき、間近でくしゃみをしたときや至近距離で話しかけたときなどに、唾液が親から子どもにうつっていきます。
虫歯の原因菌は、自然と口の中にいるものではなく、感染によって口内に存在するようになります。
一般的には、3歳になった時点で虫歯の原因菌がほぼいない環境を作ることができれば、一生虫歯に感染しづらい体質になるといわれています。
子どもに虫歯の原因菌が感染する感染源のほとんどは、保護者です。
基本は両親、ごく一部では祖父母から感染することもあります。
つまり、両親の口内にいる虫歯菌が少なければ、子どもにも感染しにくいということになります。
子どもが生まれる前やまだ小さいうちに両親が虫歯になっている場合には、なるべく早く治療をしておきましょう。
また、歯磨きなども念入りに行い、虫歯の原因気が増えるための巣となる歯垢などをしっかり落とすことが大切です。
子どもが生まれた時、虫歯の原因となる細菌は口の中に存在していません。
3歳までほとんど存在しない環境を保つことができれば、一生虫歯になりにくくなるといわれているので、できれば虫歯の原因菌に感染しない状態を保ちましょう。
虫歯の原因菌に感染するのは、ほとんどの場合両親からです。
食器の共有など唾液を介して感染するため、まずは両親が虫歯の治療をして、虫歯の原因菌を減らしましょう。