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口内の粘膜に起こる炎症の総称である口内炎は、その痛みや不快感から、生活の質を低下させるリスクがあります。
また、こちらは歯科クリニックで治療を受けることにより、改善する可能性が高いですが、その際には果たしてどのような治療が行われるのでしょうか?
ここからは、主な治療内容について解説します。
薬物療法は、歯科クリニックで行われるもっともポピュラーな治療法の一つです。
具体的には、鎮痛剤や口内炎に塗る軟膏が処方され、こちらを歯科クリニックの指示に従って塗布するというものです。
軟膏については、直接患部に塗る必要がありますが、そこまで痛みはないため、過度な心配はいりません。
また、薬物療法には、外部からの刺激から患部を守る効果もあります。
ちなみに、口内炎の塗り薬には、パッチと呼ばれる貼り薬タイプも存在します。
こちらは、片面に薬剤が含まれているもので、口内炎の部分の唾液を拭き取り、指で数秒間押さえると付着し、口内炎の表面をカバーしてくれます。
少し違和感はあるものの、直接患部に異物が触れなくなるため、痛みは確実に軽減されます。
レーザー治療は、歯科用のレーザー照射器を使用し、口内炎にレーザー光を照射する治療です。
口内炎にレーザーを当てると、照射した部分は焦げたような感じになり、かさぶたのような膜がつくられます。
こちらの膜ができることにより、口内炎の痛みは軽減されます。
また、レーザーには殺菌や消毒の作用もあり、一般的に完治まで10日~2週間程度かかる口内炎であっても、数日で治すことが可能です。
その上、治療に伴う痛みや副作用もないため、レーザー治療はとても人気の治療として、多くの患者さんに選ばれています。
口内炎が外傷によって発生している場合は、その原因を取り除く治療を行います。
例えば、入れ歯のつくり始めでよく当たってしまう箇所があり、そこに口内炎ができている場合は、入れ歯の調整などを行います。
補綴物が合わない場合や、歯が欠けて粘膜に当たっている場合なども同様です。
その他、噛み合わせが悪く、同じところを何度も噛んでしまうという場合も、矯正などの処置を取ります。
ここまで、歯科クリニックで行われる主な口内炎治療について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
口内炎は、ある日突然発症することが多く、ほとんどの方は「そのうち治るだろう」と考え、治療という考えに至らないことが予想されます。
しかし、何週間、何ヶ月と経過しても完治しない場合には、口内や身体に問題が生じている可能性が高いため、早急に歯科クリニックに相談してください。