東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】楽器の演奏による顎関節症のリスク

顎関節症は噛み合わせの乱れや歯ぎしりなどの癖から発症することが多いです。

その他事故などによる外傷も原因の一つですが、意外な原因で発症することもあります。

それが今回スポットを当てる楽器の演奏です。

今回は、楽器の演奏による顎関節症のリスクについて解説したいと思います。

 

管楽器の演奏が顎関節症につながる理由

 

管楽器にはクラリネットやサックス、フルートやトランペットなどの種類があります。

こちらを毎日のように演奏している方は、顎関節症のリスクが高まります。

管楽器の演奏には肺活量が必要です。

そのため、過度な練習は顎関節への大きな負担につながります。

また、マウスピースが小さい金管楽器はさらに顎周辺の筋肉に負担がかかりやすいです。

ちなみに、管楽器は男性よりも女性が演奏するケースが多いです。

つまり、管楽器が原因の顎関節症は女性の方が発症しやすいということです。

 

部活や仕事で演奏している方はより高リスク

 

吹奏楽部に所属している方や仕事で演奏している方は、より顎関節症になりやすいです。

なぜなら、演奏を失敗できないというプレッシャーやストレスが大きいからです。

趣味で演奏しているだけであればそれほどストレスはありません。

一方複数人で演奏する吹奏楽部や楽団では、自分一人のミスが全体のミスに直結します。

そのため、絶対に失敗できないという自分へのプレッシャーをかけてしまいがちです。

特にまだ自身の心を制御できない学生にとって、このストレスは計り知れません。

また人はストレスが加わると、無意識に歯を食いしばります。

こちらも顎関節への負担につながります。

 

弦楽器の演奏にも顎関節症のリスクがある

 

管楽器だけでなく、ギターやベースなどの弦楽器にも顎関節症のリスクはあります。

上手な方であれば、手元をそれほど見なくても弦楽器を演奏できます。

一方まだ初心者の方は、弦楽器を弾くときに左手を見て弦の場所を確認します。

このときには顎を引く形になるため、顎関節に負担がかかります。

また集中して弾き続けると、いつの間にか上下の歯が強く噛み合います。

練習中はこのような顎関節への負担に気付きにくいため、注意が必要です。

 

まとめ

 

ここまで、楽器の演奏による顎関節症のリスクについて解説してきました。

部活や楽団で楽器を演奏している方は、日々相当な練習を行っているかと思います。

もちろん熱心に練習するのは素晴らしいことですが、無理をするのは良くありません。

顎の痛みや違和感を覚えた場合には、しっかり休息をとることを考えましょう。

顎関節症が悪化すると、長期間演奏ができなくなる可能性もあります。

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