東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】抜歯をするときに使用する麻酔の種類

何らかの理由により、歯科クリニックで抜歯をする際は、そのまま抜くと当然痛みが出ます。

そのため、基本的には麻酔が使用されますが、こちらの麻酔にはさまざまな種類があり、それぞれが異なる特徴を持っています。

ここからは、抜歯をするときに使用する麻酔の種類と特徴について解説します。

 

表面麻酔

 

表面麻酔は、名前の通り治療箇所の表面に塗るタイプの麻酔です。

麻酔の針を刺すわけではないため、当然痛みはありません。

具体的には、ガーゼやコットンなどに薬を塗布し、針を刺す部分に数分置いておくことで、粘膜にだんだん浸透し、徐々にピリピリとした軽い違和感が出てきます。

その後に、注射を伴う麻酔を行うため、いわば表面麻酔は、他の麻酔における痛みを軽減するためのものだということです。

ちなみに、グラグラしていて、今にも抜け落ちそうな子どもの乳歯を抜歯する場合などは、他の針で行う麻酔を使用せず、表面麻酔のみを施すケースがあります。

大人の場合は、歯石のクリーニングなどの治療で、表面麻酔のみが使用されることがあります。

 

浸潤麻酔

 

浸潤麻酔(しんじゅんますい)は、痛みを取りたい部分の歯茎に麻酔薬を注射する、いわゆる一般的な歯科クリニックの麻酔です。

患者さんの中には、こちらの麻酔に苦手意識を持っている方も多いですが、近年は細くて切れの良い針が開発され、麻酔薬の温度管理にも気を配っているため、以前よりはるかに痛くない注射となっています。

さらに、必要に応じて表面麻酔を用いたり、電動式の注射器を使用したりと、さまざまなテクニックを駆使し、低刺激かつ良く効く麻酔が行えるようになりました。

 

伝達麻酔

 

伝達麻酔は、主に下顎の虫歯の治療、歯の神経の治療や親知らずの抜歯などのときで、通常の浸潤麻酔が効かないときに使用します。

下顎の神経の元部分を麻痺させる麻酔で、唇や舌を含む広い範囲に良く効く麻酔効果が得られます。

また、浸潤麻酔より効いている時間が長く、基本的には3~5時間ほど効いているため、治療後の痛みもあまり気になりません。

その他、治療後に服用する鎮痛剤の量を減らすことができるというのもメリットです。

 

まとめ

 

ここまで、抜歯をするときに使用する麻酔の種類について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

歯科クリニックでは、患者さんの負担を少しでも減らすため、患者さんに合ったものを使用したり、複数の麻酔を組み合わせたりします。

また、患者さんの要望を可能な限り採り入れ、必要に応じて笑気麻酔や静脈内鎮静法など、さらに痛みが少ない麻酔を使用することもあります。

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