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親知らずなどの抜歯をした後は、ある程度腫れや痛みといった症状が出ることもあります。
また、場合によっては他の症状が出ることもあり、事前に対処法を知っておくことにより、実際起こったときにパニックを起こすこともありません。
今回は、抜歯後の症状に関することをQ&A形式で解説します。
抜歯をした後には、熱が出てしまうことがあります。
こちらは、抜歯した歯の炎症が強かったことや、抜き方が悪く身体に負担がかかったこと、たまたま免疫力が低下しているときに抜歯したことなどが原因です。
また、抜歯後に発熱があった場合は、基本的には抗生物質を飲む、栄養を摂る、安静にするといったことで治る場合が多いです。
ただし、抜歯後2~3日以上経過しても、38度ほどの発熱が続く場合は、感染の可能性があるため、歯科クリニックを受診することをおすすめします。
抜歯をした後、炎症が大きくなることにより、膿が出るケースがあります。
こちらは、抜歯した箇所の穴をふさぐための血餅がうまく傷を覆えなかったために、ドライソケットという状態になり、細菌に触れやすくなって発症するという仕組みです。
特に、経口避妊薬を飲んでいる女性や30代以上の方、喫煙者の方は、ドライソケットが現れやすくなります。
もし、化膿したのであれば、必ず歯科クリニックを訪れ、処方された化膿止めの抗生物質を服用しましょう。
放置していると、痛みが強くなるだけでなく、強烈な口臭を発する可能性もあります。
抜歯の後、顔が内出血を起こすと、アザのように一部が紫色に変色することがあります。
内出血は、特に歯が骨の中に埋もれていて、歯茎を切ったり、剥がしたりしたときに起こりやすく、毛細血管が傷ついてしまっている状態です。
歯科クリニックでは、このような症状が出ないように細心の注意を払って治療を行っていますが、もし内出血が起こったとしても、通常は1~3週間程度で治ります。
ただし、内出血が首など広範囲にまで及ぶ場合は、少し見た目が気になることがあります。
ここまで、抜歯後の症状に関することを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
抜歯後には、痛みや腫れ、膿や内出血など、さまざまな症状が出ますが、基本的にこれらは時間が経過すれば自然に治ります。
ただし、あまりに痛みが強い場合や、長期間完治する気配がない場合などは、重大な問題が発生していることも考えられるため、我慢せずに通院してください。