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歯科クリニックでホワイトニングを受ける場合、使用するのは医師によってある程度安全性が保障されている薬剤です。
では、患者さん自身が市販のホワイトニング剤を購入し、それを使ってホワイトニングをすることは可能なのでしょうか?
今回はこちらの点について解説したいと思います。
市販のホワイトニング剤は、ドラッグストアなどでも販売されているため、目当ての製品さえ見つかれば、いつでも患者さんの好きなタイミングでホワイトニングを始められます。
また、歯科クリニックで行うホワイトニングは自由診療のため、ある程度コストがかかりますが、市販のホワイトニング剤であれば、数千円程度で購入できます。
その上、歯科クリニックに通院する時間や手間も省くことができます。
先ほど、市販のホワイトニング剤におけるメリットを解説しましたが、基本的にはこちらを使用したホワイトニングはおすすめできません。
まず、市販の製品には、歯科クリニックで使用する薬剤に含まれる過酸化水素が入っていません。
そのため、患者さんが思うような効果が得られなかったり、まだらに染まってしまったりする可能性が高いです。
また、市販のホワイトニング剤に含まれることの多い研磨剤は、歯を傷付けてしまい、逆に着色がしやすくなる原因にもなります。
その他、前もって医師に口内の状態をチェックしてもらえないことや、治療の経過を確認してもらえないことなどもデメリットです。
とにかく安く、手軽にホワイトニングをしたいと考える方の中には、ショッピングサイトなどで海外製のホワイトニング剤を購入し、使用することを考える方もいますが、こちらはとても危険です。
海外製の製品は、パッケージや成分表に日本語が記載されていないため、どのような成分が含まれているのかわからない可能性があります。
また、海外製の製品は、ホワイトニングの成分が強すぎるあまり、知覚過敏を発症したり、痛みやただれが出たりといった健康被害が起こることも考えられます。
ここまで、市販のホワイトニング剤を使用するという選択肢について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
手っ取り早く、なおかつ安い値段でホワイトニングができたとしても、思いの外白くならなかったり、歯や口内の状況が悪くなってしまったりすると意味がありません。
そのため、ホワイトニングは安全を買うという意味でも、ある程度の出費は覚悟し、歯科クリニックで受けるようにしてください。