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指しゃぶりは生後2~3ヶ月の赤ちゃんのほとんどが行う行為です。
ストレスや不安から逃れ、安心感を得る行為の一つと考えられています。
しかし指しゃぶりが長引く場合、親御さんは何らかの対策を取らなければいけません。
今回は子どもの指しゃぶりをやめさせるタイミングや方法などを解説します。
子どもの指しゃぶりは、3歳頃までにはやめさせるべきです。
新生児~生後3ヶ月頃までの指しゃぶりは生理的なものです。
特にやめさせる必要はありません。
むしろこちらの時期の指しゃぶりは、赤ちゃんの成長と発達に大きく関与します。
冒頭で触れたように、指しゃぶりをすることでストレスの軽減につながります。
また口周りの筋肉を使うため、言葉を発する準備ができます。
一方指しゃぶりが3歳頃になっても改善されないと、いろいろな問題が出てきます。
よって早めにやめさせることが大切です。
子どもが3歳頃を過ぎても指しゃぶりを続けると、出っ歯になる可能性があります。
歯と歯の間に隙間があるすきっ歯にもつながります。
また、指のくわえ方にとっては下の前歯が前に出ることも考えられます。
その他、単純に歯並びがガタガタになることにもつながりかねません。
指を吸うときは頬の筋肉を使用します。
よって口をすぼめる動きになり、歯が生える場所全体が狭くなることにつながります。
結果的に、将来的な歯並びのガタガタを誘発することがあります。
子どもの指しゃぶりをやめさせるには、怒らずにゆっくり言い聞かせることが大切です。
指しゃぶりによる悪影響をわかりやすく話し、子どもに自覚を持たせましょう。
また指しゃぶりをしなかったときには、褒めてあげることも大切です。
こうすることで、子どもは自らの意思で行動を修正しようとします。
その他、積極的に運動することも指しゃぶりの対処法の一つです。
運動はストレスの軽減に役立ちます。
よって指しゃぶりの代わりになることが期待できます。
子どもが楽しめるスポーツ、遊び場などでの運動を通じてストレスを発散させましょう。
ここまで、子どもの指しゃぶりをやめさせる方法を中心に解説してきました。
始めたばかりの指しゃぶりをやめさせる必要はありません。
ただしあまりにも長引く場合は、少しずつやめさせる方向に持って行きましょう。
子どものうちに歯並び悪化のリスクを排除しておくのは大切なことです。
また指しゃぶりで歯並びが悪化しても、子どものうちは矯正治療で対処しやすいです。