東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】子どもに見られる酸蝕歯の原因や改善方法

子どもはさまざまな口内環境のトラブルに見舞われます。

例えば虫歯などが発生しないよう、親御さんは日々サポートしなければいけません。

また子どもに見られる口内トラブルには、他にも酸蝕歯が挙げられます。

今回は酸蝕歯の概要や原因、改善方法について解説したいと思います。

 

酸蝕歯の概要

 

酸蝕歯(さんしょくし)とは、飲食物の酸などによって歯が溶ける症状をいいます。

乳歯や生えたばかりの永久歯は歯質が柔らかく、酸蝕歯になりやすい傾向があります。

酸蝕歯になると、歯が欠けてきたりしみたりといった症状をもたらします。

また虫歯との違いは、虫歯菌が関与しないということです。

虫歯は虫歯菌が産生する酸によって引き起こされます。

一方酸蝕歯は、飲食物そのものが歯を溶かします。

その他症状にも違いがあります。

虫歯は痛みや穴が目立つ傾向にありますが、酸蝕歯は痛みも見た目の変化も少ないです。

 

子どもの酸蝕歯における原因

 

子どもの酸蝕歯は、主に酸性の飲料を多く摂取することで引き起こされます。

子どもは市販されているジュースなどの飲料が大好きです。

これらのうち、7割以上がエナメル質を溶かす酸性度を超えていると言われています。

特にスポーツドリンクや柑橘類のジュース、炭酸飲料は危険性が高いです。

しかもジュースには糖が多く含まれています。

よって酸蝕歯だけでなく、虫歯のリスクも高めます。

ちなみに、食べ物にも酸性のものは意外と多いです。

子どもがよく食べるパスタやパン、チーズなども酸性の食品に含まれます。

 

子どもの酸蝕歯の改善方法

 

子どもの酸蝕歯を改善するには、まずブラッシングを正しく行うことが大切です。

具体的には、歯を守るフッ素入りの歯磨き粉で丁寧に磨きます。

このとき力を入れすぎず、ゆっくり丁寧に磨くのがポイントです。

またブラッシングで改善が難しい場合は、歯科クリニックで薬剤を塗布します。

フッ素などの薬剤で歯をコーティングすることで、予防や症状の改善につながります。

ただし薬剤の塗布には治療がかかります。

親御さんはこのような状況になる前に、早めに仕上げ磨きでサポートしましょう。

 

まとめ

 

ここまで、子どもの酸蝕師における原因や改善方法について解説してきました。

子どもは大人と比べて痛みに敏感です。

そのため、虫歯のように痛みがある症状は比較的すぐに自覚します。

しかし、酸蝕歯は虫歯ほど強い痛みを発しません。

よって自覚しにくく、親御さんがチェックしても見つけられないことが多いです。

知らないうちに進行しないためにも、ブラッシングや食生活には特に気を付けましょう。

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