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口内炎は、常に痛みが出たり、食事内容に制限が出たりと、快適な生活を送るにあたっての妨げとなります。
そのため、早めに対処することが望ましく、対処法の一つとしてドラッグストアなどで販売されている市販薬の使用が挙げられます。
今回は、口内炎に効く市販薬を選ぶときのポイントを中心に解説します。
口内炎の症状を抑えるには、口内環境を整える成分、炎症を抑え、ビタミンを補給する成分、患部を鎮める成分が含まれた市販薬を選ぶべきです。
口内環境を整える市販薬の有効成分としては、抗炎症成分のアズレンスルホン酸ナトリウム、殺菌成分のセチルピリジニウム塩化物があり、こちらは口内炎用のうがい薬に多く含まれています。
また、飲み薬には抗炎症成分のトラネキサム酸、グリチルリチン酸が多く含まれていて、粘膜を補修するビタミンB2やB6も豊富であるため、口内炎の回復を助けたり、再発を予防したりしてくれます。
その他、ステロイドのトリアムシノロンアセトニド、非ステロイドのシコンエキスなどの生薬の成分は、患部を保護しながら痛みを軽減してくれる効果があり、これらは貼るタイプの外用薬に含まれています。
口内炎の市販薬を使用するのとあわせて、食事での口内炎対策も行うことで、より症状が改善されやすくなります。
具体的には、やはりビタミンの摂取が大事であり、特にビタミンB群は粘膜の健康状態を維持するのに必要な成分で、不足すると免疫力が低下します。
ビタミンB2やB6は以下の食材に多く含まれているため、積極的に摂取しましょう。
・豚ヒレ、豚モモ、豚レバー
・マグロ、カツオ、ブリ
・モロヘイヤ、ホウレンソウ
・納豆
・アーモンド など
発症から2週間程度経っても口内炎が改善されない場合は、迷わず歯科クリニックを訪れましょう。
歯科クリニックでの治療内容は、痛みが強い場合、ステロイド剤を処方する対症療法が中心となりますが、ウイルス性の口内炎が疑われる場合は、内服薬を処方することもあります。
また、近年は歯科用レーザーで口内炎を焼き、痛みの除去を図る方法も一般化しています。
ここまで、口内炎に効く市販薬を選ぶ際のポイントを中心に見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
あまり口内炎の痛みがひどい場合などは、市販薬を用いることで改善されるケースがあります。
ただし、短期間で症状が改善しない場合、市販薬の効果も薄い可能性が高いため、早めに歯科クリニックへの通院に切り替えましょう。