東松山かさはら歯科

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【東松山の歯医者】口内炎が治らない場合に考えられる病気

口内炎の多くは、数日~2週間程度で自然に治ることが多いです。

また、その後跡が残ったり、後遺症を引き起こしたりすることもありません。

しかし、場合によっては、発症から2週間を過ぎても治らないことがあり、このような場合は、別の病気を患っている可能性があります。

今回はこちらの病気について解説します。

 

口腔がん

 

口腔がんは、その名の通り口内にできるがんであり、舌やその下側、歯茎などに症状が見られます。

こちらは、口内炎のように自然に治ることがありません。

また、口腔がんの特徴としては、表面が白か黄色の膜で覆われ、周りが赤くなるアフタ性口内炎のようなものが2週間以上できること、1cm以上の大きいものが多いこと、境界が不明瞭で硬く凸凹していることなどが挙げられます。

その他、症状がひどい場合は、表面がただれることもあり、このようなケースは要注意です。

肺がんや胃がんなど、身体の中にできる他のがんとは違い、目に見える位置にできるがんであるため、早期発見はしやすいですが、必ず治療を受けなければいけません。

 

ベーチェット病

 

ベーチェット病は、そのほとんどが口内の粘膜におけるアフタ性口内炎によって発症するものです。

同時に、陰部にも潰瘍が現れるのが特徴です。

また、皮膚には結節性紅斑(1~数cm大に赤く腫れる)やニキビなどの皮疹が、眼には前眼部や網膜などにぶどう膜炎を合併します。

これらの症状を主症状とし、急性の炎症発作を繰り返す疾患がベーチェット病であり、悪化すると自己免疫機能が身体の組織を破壊し、最悪の場合失明してしまうことも考えられます。

 

血液のがん

 

口内炎が2週間以上経っても治らない場合、悪性リンパ腫、白血病などを患っている可能性もあります。

これらの病気は血液のがんと呼ばれ、血液の細胞ががん化し、全身の免疫力が低下することで発症します。

特定の場所に3mm以下の口内炎がいくつもできたり、治ってもすぐに再発したりするなどの症状が見られます。

ちなみに、血液のがんについては、歯科クリニックだけで対応することが難しく、発症が認められる場合には、専門の医療機関の受診も必須になります。

 

まとめ

 

ここまで、口内炎がなかなか治らない場合に考えられる主な病気について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

口内炎の多くは、時間が経てば自然に治りますが、2週間以上治らない場合は、早急に歯科クリニックに相談してください。

また、必要に応じて他のクリニックも受診しなければいけません。

そのまま放置すると、身体に重大な影響を及ぼしたり、最悪の場合命の危険にさらされたりすることも考えられます。

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