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高い殺菌効果のあるオゾンを使用し、患者さんの痛みを抑えながら虫歯を治療できるのがヒールオゾン治療です。
オゾンは専用の機器を使用し、虫歯部分に照射されますが、このとき多くの患者さんが気になるのは副作用です。
では、ヒールオゾン治療には副作用が存在するのでしょうか?
結論からいうと、ヒールオゾン治療にこれといった副作用はありません。
言い換えると、副作用はまだ報告されていません。
日本においては比較的新しい治療法ですが、世界中ではこれまで数百万人、2千万本以上の虫歯がヒールオゾン治療によって治療されています。
それにもかかわらず、副作用の報告は1件もありません。
つまり副作用の心配はほとんどないということです。
ヒールオゾン治療で使用されるオゾンは、空気に漏れるとすぐ酸素に分解されますし、機器の安全装置によって真空状態に囲まれた部分しか照射できない仕組みになっています。
そのため、副作用が起こることは考えづらいです。
ヒールオゾン治療には特に副作用はありませんが、照射されるオゾンを吸い込みすぎると気分が悪くなる可能性があります。
人がオゾン含有空気を吸引すると、鼻腔や喉、気管や肺などにオゾンが接触します。
これによって各器官の表面が酸化され、臭気や刺激、咳や頭痛などの症状が現れることが考えられます。
しかし、ヒールオゾン治療によるオゾンの照射では、このような状況になる可能性が極めて低いです。
なぜなら、照射時間がとても短いからです。
ヒールオゾン治療では、長くても1分程度しか照射が行われないため、身体に重大な問題が生じることはないでしょう。
ヒールオゾンに使用する機器は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)において認証・承認を得ていない医薬品・医療機器です。
つまり副作用の報告がないものの、日本においては十分な安全性が認められていないということです。
そのため治療を受ける前には、リスクや副作用、入手経路や諸外国における安全性等に関する情報等の説明を十分に受け、自己責任で治療に進むことをおすすめします。
ヒールオゾン治療には明確な副作用がなく、治療の仕組みを考えても、現時点では副作用が起こる可能性は低いです。
ドイツを中心としたヨーロッパ諸国、アメリカなどでは、多くの方が問題なく治療を終えています。
しかし日本ではまだ実績が少なく、認可もされていないため、根拠という意味では安全性に不安があると捉えることもできます。