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アメリカで誕生したドックベストセメントは、金属の殺菌力を使う新しい虫歯治療であり、近年取り扱う歯科クリニックも増えてきています。
ドックベストセメントに興味がある方もいるかと思いますが、こちらは果たして一般的な虫歯治療とは何が違うのでしょうか?
今回は双方の主な違いについて解説します。
ドックベストセメントと一般的な虫歯治療とでは、まず治療回数が異なります。
一般的な虫歯治療は、虫歯が大きくなればなるほど、治療回数が多くなります。
初期虫歯の場合は1回で終わるケースもありますが、虫歯が重度にまで進行し、根管治療が必要になると、最低でも4~5回は治療しなければいけません。
虫歯治療になかなか通えない方の中には、このような継続的な通院がネックになっている方も多いでしょう。
一方ドックベストセメントは、虫歯の進行状況に関係なく、長くても2~3回で治療を終わらせることができます。
早ければ1回で完了することもあるため、忙しい方にとってもおすすめです。
ドックベストセメントと一般的な虫歯治療とでは、治療に際し発生する痛みにも大きな違いがあります。
一般的な虫歯治療で歯を削るときは、神経が刺激され、痛みを感じることがあります。
治療時は麻酔を施しているため激痛が走る可能性は低いですが、虫歯を削った量が多い場合、治療後に麻酔が切れてくると強い痛みを伴います。
その点ドックベストセメントは、治療中も治療後も、このような痛みがほとんどありません。
治療経過によっては神経を除去する治療に移行するケースはありますが、スムーズに治療が進めば痛みとは無縁であるため、痛みに敏感な方にとっても安心です。
歯を削る量についても、ドックベストセメントと一般的な虫歯治療とでは大きく異なります。
一般的な虫歯治療では、重度にまで進行した虫歯を治療する際、歯を削る量が多くなります。
削れば削るほど歯の寿命は縮まりますし、こちらは全身の健康寿命を短くすることにもつながります。
一方ドックベストセメントは、歯をほとんど削りません。
銅の入った詰め物を虫歯の上に置き、虫歯菌を殺菌するというものであるため、健康な天然歯を少しでも多く残したいという方にはおすすめです。
ドックベストセメントは治療回数が比較的短く、通院時間を確保しにくい方でも気軽に受けられます。
また歯をほとんど削らないため、痛みはゼロに近く、歯や全身の健康寿命を延ばすことも可能です。
治療費に関しては保険の適用外ですが、少しでも治療の負担を減らしたいというのであれば、多少金額が高くなってもドックベストセメントを選ぶべきです。