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虫歯や歯周病などの理由で歯を失った方の中には、インプラント治療を検討している方も多いでしょう。
また歯を失った方の中には、1本だけ失った方もいれば、大部分の歯を失った方もいます。
今回は、インプラント治療で埋め込むことができる人工歯根の本数について解説します。
インプラント治療は、最少1本から埋め込むことができます。
そのため、1本だけ歯を失った方も受けることが可能です。
失った1本を補う場合、インプラント治療の他にも、入れ歯やブリッジといった選択肢があります。
しかし、インプラント治療にはこれらの治療にはないメリットがあります。
それは、独立して失った部分をカバーできるという点です。
部分入れ歯は隣り合う歯に金具を引っかける必要がありますし、ブリッジも歯を支えるための健康な天然歯や歯茎が必要です。
インプラントは、周囲の歯周組織に依存せず、失った部分のみをピンポイントでカバーできます。
複数の歯を失ってしまった方は、「何本までインプラント治療で対応できるのか?」と考えることもあるかと思います。
インプラント治療は、最大でおよそ20本程度まで埋め込むことができます。
しかし、インプラントを埋め込むには、1本あたり30~40万円ほどかかります。
そのため、20本同時に埋入するというのは、あまり現実的な数字ではありません。
また、近年はインプラント周囲炎などの症状が出たことから、インプラントとインプラントの間にはある程度の距離が必要ということがわかっています。
多くの歯を失った方は、通常のインプラント治療ではなく、オールオン4もしくはインプラントオーバーデンチャーを選択しましょう。
オールオン4は、4~6本の人工歯根を埋め込み、連結した固定式の人工歯を支えるという方法です。
また、インプラントオーバーデンチャーは、2本のインプラントで総入れ歯を支えるものです。
最小限のインプラント治療で、多くの歯をカバーすることができます。
インプラント治療は、1本だけ歯を失った方でも受けられる治療です。
また、オールオン4やインプラントオーバーデンチャーなどの治療法は、複数本歯を失った方の治療に向いています。
ただし費用面などは部分入れ歯、ブリッジなどの方が優れているため、選択する際はすべての治療法を比較しましょう。
もちろん、自身にどの治療法が向いているのかについて、歯科医師に相談することも大切です。