ブログ
Blog
Blog
子どもの歯並びが悪化する主な原因としては、親御さんからの遺伝や口、舌などの悪習癖が挙げられます。
また、食事や勉強など、机に座るときの姿勢が悪いことも、歯並びの悪化につながることがあります。
今回は、このような子どもの姿勢が、歯並びにどう影響するのかについて解説したいと思います。
猫背と子どもの歯並びには、密接な関係があります。
3~9歳頃の子どもは、背中が丸まっている姿勢を取り続けることにより、顎が適切な方向へ成長、発達しなくなるため、顎が歪み、歯並びに悪影響を及ぼします。
特に、食事をするときや、勉強机に座っているときに姿勢が悪い場合、無意識のうちに習慣になってしまい、今後の歯並びだけでなく、顔の形や顔貌にも影響を与えてしまうことがあるため、親御さんは注意しなければいけません。
食事中、テレビをつけたままにすると、子どもがテレビに気を取られ、横を向いたまま食事をしたり、後ろを振り返ったりと、首や背中が傾いたまま食事をしてしまうことが多いです。
背筋が左右いずれかに傾いた状態で食事をすると、片側の歯ばかり使用するため、よく使う方の顎が、あまり使わない方の顎よりも発達します。
その結果、左右の顎の成長バランスが崩れ、歯並びや噛み合わせが悪化するリスクが高まります。
そのため、食事中はなるべくテレビを消し、家族同士で会話を楽しむことをおすすめします。
もし、どうしてもテレビをつけたいというのであれば、テレビの向きを子どもから見て正面に来るようにし、食事中の姿勢がまっすぐになるように工夫しましょう。
食事の際、子どもの足が床についておらず、ブラブラと浮いている場合も、歯並びの悪化につながる可能性があります。
足が浮いたままだと、咀嚼の際の力が弱くなります。
噛むことは、顎の発達を促すためにとても大切なことであり、十分に噛めないことで、顎の発育が悪くなることが考えられます。
そのため、親御さんは子どものイスに座らせる際、きちんと足がついているかを確認しましょう。
大人用のイスに座らせると、足がつかないことが多いため、適切な高さの足置き台を用意するか、子ども用のステップ付きイスに座らせるようにしてください。
ここまで、子どもの姿勢と歯並びの関係性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
食事中や勉強中の姿勢が悪いと、知らず知らずのうちに子どもの歯並びも悪くなっていきます。
また、歯並びが悪化すると、虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、身体に負担がかかったりすることにもつながるため、早期の改善が必要です。