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インプラント治療を受けた後は、これまでよりも快適に食事を楽しんだり、会話をしたりすることができます。
しかし、治療箇所の痛みや出血、治癒の遅れなどが起こることから、運動はできる限り控えなければいけません。
今回は、インプラント治療後における運動の注意点について解説します。
インプラント治療は、顎に人工歯根を埋め込んだら終わりというわけではありません。
きちんと顎の骨に定着し、問題なく使用できるようになって初めて完了します。
また、インプラント治療直後の2~3日は、こちらの初期固定における大事な期間であるため、極力運動をしないように心掛けましょう。
ちなみに、運動を再開する場合は、前述した治療後2~3日を経過し、腫れや痛みといった症状が出ていないのを確認した上で、ウォーキングなどの軽い運動から始めるようにしましょう。
インプラント治療の直後は、一切インプラントやその周辺組織に問題がなかったとしても、激しい運動を避けるべきです。
例えば、水泳などの全身を使うスポーツは、身体が温まって血行が良くなり、出血や腫れにつながるケースがあるため、術後1週間程度は行わないようにしましょう。
また、野球やサッカー、ラグビーやバスケットボールなど、複数人で行い、なおかつ接触の危険性があるスポーツについては、インプラント治療から日数が経過していても、なるべく避けなければいけません。
もし、口付近への接触があったら、せっかく固定されつつあった人工歯根が外れたり、破損したりする可能性があります。
ウォーキングやジョギング、その他のスポーツについては、患者さんの意思でストップすることができますが、運動を伴う職業に就いている方は、どうしても身体を動かさなければいけません。
例えば、力仕事の多い建築業や、歩き回ることが多い営業職などに就いている場合は、あらかじめ歯科クリニックの医師に相談し、術後どれくらい経過すれば仕事を再開して良いのか確認しておきましょう。
ちなみに、デスクワークや軽い家事であれば、インプラント治療の翌日からでも開始できます。
ここまで、インプラント治療後における運動の注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インプラントと運動は、非常に相性が悪いです。
そのため、日頃からよく身体を動かすという方は、治療を受ける前にどのような制約が出るのかを把握し、治療後には人工歯根の定着や、症状の軽減を最優先にして過ごす必要があります。