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インプラント治療を受ける患者さんは、治療に向けてある程度の準備をする必要があります。
具体的には、食事や自身が服用する薬、インプラント治療における知識に関する準備です。
これらの準備を怠ると、治療が進まない可能性もあるため、参考にしたいという方はぜひご覧ください。
インプラント治療を行う直前の食事は、なるべく消化の良いものを選ぶようにしましょう。
アルコールに関しても、できるだけ摂取しないことをおすすめします。
また、インプラント治療で採用する麻酔が局所麻酔ではなく、静脈内鎮静法の場合、治療開始の4時間前までには食事を済ませておく必要があります。
ちなみに、喫煙者の方の中には、食事を摂るたびに喫煙するという方も多いですが、体内にタバコの成分が残っていると、人工歯根の骨への定着が阻害されるため、治療の2週間ほど前から禁煙しなければいけません。
インプラント治療を受けようとする方の中には、何らかの病気を患っていることから、薬を服用しているという方もいるかと思います。
しかし、このような治療薬には、インプラント治療と相性の悪いものもあるため、注意が必要です。
例えば、糖尿病や動脈硬化の治療薬、向精神薬などは、治療を阻害するおそれがあるため、服用している方は必ず歯科クリニックの医師に伝えてください。
また、薬の内容によっては、治療方針が変わったり、インプラント治療が適用されず、別の治療を検討したりすることもあります。
知識に関する準備とは、簡単に言うと、患者さん自身がインプラント治療のことをきちんと理解しておかなければいけないということです。
もちろん、治療自体を行うのは医師であるため、専門的なことまで学ぶ必要はありませんが、他の治療と比べてどのようなメリットがあるのか、どのようなリスクがあるのかなどについては、ある程度把握しておく必要があります。
また、患者さんがもっとも理解しておかなければいけないのは、インプラント治療が100%成功する治療ではないということです。
決して危険な治療ではありませんが、再治療が必要になる可能性はあります。
ここまで、インプラント治療前における患者さんの準備について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インプラント治療を行うのは、優れた技術を持つ歯科クリニックの医師であり、よっぽどのことがなければ失敗はしません。
それでも、患者さんのさまざまな準備により、少しでも失敗する可能性を減らすのは大事なことだと言えます。