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歯科治療では、患者さんの負担を軽減させるために、さまざまな麻酔が使用されます。
こちらはもちろん、インプラント治療においても例外ではなく、主に3つの麻酔を駆使しながら、安全に治療を進めていきます。
ここからは、インプラント治療で用いられる主な麻酔の種類と特徴を解説します。
表面麻酔は、インプラント治療を行う際の麻酔における初期段階です。
口内の粘膜は、皮膚と比べて痛覚の受容体が密集しています。
そのため、いきなり注射針を刺すと、痛みを感じることがありますが、こちらの前に表面麻酔を行うことにより、痛みはかなり軽減されます。
また、表面麻酔にはさまざまなタイプがあり、インプラント治療でよく用いられるのは、軟膏タイプやゼリータイプのものです。
こちらは、ガーゼや脱脂綿、綿棒などに浸し、直接粘膜に塗布します。
浸潤麻酔は、痛みを除去したい箇所、インプラント治療においては、外科手術を行う箇所の歯茎に麻酔薬を注射し、その付近の痛みを取り除く方法です。
インプラント治療だけに限らず、多くの歯科治療において、もっとも広く用いられているのが、こちらの浸潤麻酔です。
浸潤麻酔には即効性があり、注射をしてからわずか数分で注射した箇所の周辺が麻痺するため、この状態で治療を行っても、痛みが発生することはほとんどありません。
また、痛みを感じやすい方などは、最初に施す浸潤麻酔だけでは効果が不十分な場合もありますが、このようなケースでは、後から麻酔を追加することもできるため、患者さんの負担が大きくなる心配は少ないです。
静脈内鎮静法は、点滴によって鎮痛剤や麻酔薬を投与するという方法です。
表面麻酔、浸潤麻酔などの局所麻酔と併用することで、インプラント治療に対する不安や恐怖の大きい患者さんに、リラックスした状態で手術を受けてもらうことができます。
仕組みとしては、点滴に含まれる鎮痛剤の効果により、恐怖心や緊張感が和らぎ、ゆっくりとリラックスした状態になります。
また、静脈内鎮静下では、眠気を感じ、うたた寝をするような感覚になりますが、全身麻酔のように意識を失うことはありません。
ここまで、インプラント治療で用いられる主な麻酔の種類と特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インプラント治療時の痛みが大きくならないか不安な方もいるかと思いますが、基本的にはそのような心配は無用です。
また、治療に対する精神的な不安についても、静脈内鎮静法を採用することにより、ある程度は解消されます。