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インプラント治療は、すべて同じ方法で行われるわけではありません。
治療方法は、大きく一回法と二回法に分かれます。
また、使用するインプラントのタイプも、ワンピースとツーピースのいずれかを使用します。
今回は、これらの治療方法やタイプの違いについて解説したいと思います。
インプラント治療における一回法とは、その名の通り外科手術が1回のみで済む治療法をいいます。
患者さんの身体的、精神的な負担が小さいのが特徴で、このとき使用されるのは、ワンピースタイプのインプラントです。
一回法はその日のうちに仮歯を入れることができ、傷が小さいため回復も早いです。
ただし、アバットメントの部分が露出したまま、数ヶ月骨との結合を待たなければいけないため、少し感染リスクは高くなります。
一方、二回法は、文字通り手術を2回行う方法です。
安全性が高く、さまざまな症例に対応できるほか、一回法と比べて、細菌感染のリスクもそれほど高くありません。
しかし、治療の回数が多くなることから、単純に費用は高くなりやすく、通院の手間もかかりやすいです。
ワンピースタイプのインプラントは、アバットメントと人工歯根が一体化した構造になっているものです。
こちらは、手術回数の少ない一回法で採用されるものであり、患者さんの負担は少なく、なおかつ経験の浅い医師でも比較的簡単に治療できます。
また、アバットメントと人工歯根を連結させる工程がないため、外れる心配もありません。
しかし、アバットメントや人工歯根に問題が発生した場合は、一式を丸ごと交換しなければいけませんし、患部の顎の骨が少ない場合、治療できない可能性もあります。
一方、ツーピースタイプのインプラントは、人工歯根にアバットメントを接続するタイプです。
こちらは、一回法、二回法で応用が利くタイプであり、顎の骨が少ない方などでも、ほとんどのケースで適用できます。
ただし、2回の外科手術をした場合、患者さんの負担は大きくなりますし、接続する作業が存在するため、治療後にアバットメントのネジが緩むことも考えられます。
ここまで、インプラントの治療方法やタイプの違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今後インプラント治療を受けようとする方は、一口にインプラント治療といっても、さまざまな治療方法、タイプがあることを把握しておきましょう。
そうすることで、自身にもっとも適しているインプラント治療を行うことができ、理想に近い仕上がりを実現させられます。