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【東松山の歯医者・矯正歯科】あまり知られていない上顎前突のデメリット

上顎前突は出っ歯とも呼ばれるもので、上の歯が過度に出ているまたは下の歯全体が後退している状態です。

また上顎前突の方は咀嚼力が弱くなったり、虫歯や歯周病のリスクが高まったりしやすいですが、他にもいくつかの弊害があります。

今回は、あまり知られていない上顎前突のデメリットについて解説します。

 

前歯をケガしやすくなる

 

上顎前突の方は、不正咬合がない方に比べて前歯をケガする可能性が高まります。

なぜなら、通常よりも前歯が前に出ているからです。

例えば転倒したときや何かに衝突したとき、前歯が突出している分ぶつけやすくなり、それによって歯が欠けたり割れたりする可能性は高まります。

また衝撃が大きい場合、根元から歯がグラグラと揺れるようになり、最終的に抜け落ちてしまうことも十分に考えられます。

 

感染症のリスクが高まる

 

あまり知られていない上顎前突のデメリットとしては、感染症のリスクが高まることも挙げられます。

上顎前突の場合、常に口が開いている状態のため、体内に菌やウイルスが入り込みやすいからです。

通常の鼻呼吸では、鼻の粘膜がフィルターのような役割を果たし、菌やウイルスの侵入を防いでくれます。

しかし上顎前突によって口呼吸になっている場合、鼻のフィルターが機能しません。

また冷たく乾燥した空気を吸い込むことで、口内や喉の粘膜が乾燥した状態が続き、菌やウイルスが繁殖しやすくなります。

 

咀嚼音が大きくなる

 

上顎前突の方は、通常の噛み合わせの方と比べて咀嚼音が大きくなります。

こちらは食事をする際、上下の歯が正しく噛み合わないことが原因です。

咀嚼音が大きくなると、友人などと食事をする際にマナーがないというイメージを抱かれやすく、恥ずかしさからなかなか人前で食事をするのが難しくなることもあります。

また上顎前突の場合、噛み合わせだけでなく歯並びも乱れていることが多いです。

そのため、食べ物を咀嚼するたびに歯同士が擦れる音が鳴ることも考えられます。

ちなみに噛み合わせの状態が悪いまま咀嚼を続けていたり、長期間歯が擦れ合っていたりすると、当然歯の寿命は短くなります。

 

まとめ

 

上顎前突は、歯の見た目や機能性に関するデメリットが数多く存在する不正咬合です。

そのため自覚症状がある方は、早めに矯正治療を受けることをおすすめします。

また矯正装置が目立つことを気にしている方は、歯の裏側に装置を装着するリンガルブラケットや、マウスピースを使用するインビザラインなどを選択しましょう。

これらの方法であれば、周囲にばれることなく矯正治療が受けられる可能性があります。

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